「グルグル目が回る」、「天井が回る」ようなめまいです。横になってじっとしていると改善しますが、頭を動かしたり、体を起こしたりするとグルグルとしためまいがします。吐き気を伴うこともあります。 三半規管や前庭神経(耳の奥にある平衡感覚を司る神経)の問題によることが多く、難聴や耳鳴りなどを伴う場合にはその可能性が高くなりますが、小脳に起きた脳卒中(小脳梗塞や小脳出血)も否定はできません。
「体が宙に浮いたようにフワフワする」「雲の上を歩いているような感じ」と言われるめまいです。回転性めまいと違って、横になってじっとしても改善しないことが多いのが特徴です。高血圧や貧血、脱水などの体全体の問題であることも多く、更年期障害でも見られますが、他の神経症状(しびれ、麻痺など)を伴う場合には脳卒中の可能性もあります。
「目の前が真っ暗になるような」「意識が遠のくような」めまいです。
立ち上がった時や食後、トイレの後に起きる場合には、一過性に血圧が下がっている可能性があります。自律神経の調節能力が低下した時に起きやすく、パーキンソン病やレヴィ小体型認知症にもよく見られます。また、不整脈により一時的に脳に血流が行かなくなって起きる場合もあり、24時間心電図の検査を行う必要があります。